前撮りが雨予報

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前撮りが雨予報の場合

前撮り雨の判断

屋外で撮影するロケーションフォトにおいては天気の判断が一番大切になります。キキフォトワークスのメインカメラマンで前撮り撮影を担当する池田一喜は気象に関する知識が大切なスポーツを色々とやって来ました。
 
カヤックによる激流下り、夏山から厳冬期の本格的な冬山登山、そしてパラグライダーです。どのスポーツにおいても広く一般の人向けに出される大雑把な天気予報にだけ頼っていては命を落としてしまいます。
 
前撮りが雨予報の天気図


そのためラジオから流される気象観測データをもとに自分で地上天気図を書き、自分で高層天気図を書き、いろんな気象データを集め、それをもとに自分で判断する必要に迫られていました。自分の身の安全を確保するために必死で難しい気象の本とにらめっこしていました。それが今ではロケーション撮影をする上において、撮影をするのか中止するのかの判断に役立っています。
 
前撮りロケフォトをする業者はたくさんありますが、そのほとんどは雨天決行です。理由とすれば、その日の予約のためにカメラマンを手配し、ヘアメイクスタッフも手配し、衣装の準備も整えているので、雨天中止になってもスタッフへのギャラの支払いが発生するためです。わかりやすく言えば中止になれば収入はないのに支払いは発生し赤字となるためです。経営者と現場のスタッフが違う場合、どうしてもそういった問題は避けることが難しく雨天決行になります。
 
前撮りが雨予報の天気図

 
でもキキフォトワークスではそういった問題がありません。そのため、純粋に撮影に問題があるのか無いのかの判断で決定しています。よく勘違いされるのが降水確率90パーセントの受け止め方です。例えば、午前、午後ともに降水確率が90パーセントの場合、午前の6時間、午後の6時間、合計12時間のうち11時間は雨が降っていると思う人がほとんどなのですが、実はそうではありません。
 
文字数の関係で詳しくはかけませんが、ものすごく大雑把な書き方をすれば12時間のうち、10時間は曇り、午前中の1時間、午後の1時間だけ雨が降る確率が極端に高ければ午前午後ともに降水確率90パーセントとでる可能性があります。その場合、雨の降らない時間帯に撮影すれば問題ありません。

そのため、撮影する場所はどこなのか。その近辺の地形はどうなっているのか。雨の降る理由は何なのか。風向きはどう変化するのか。気温や湿度はどのように推移するのか。そういったことを総合的に判断します。

 
たとえ降水確率が90パーセントでも、撮影する場所、時間においては雨は振らないと判断した場合、撮影決行となります。すぐ隣の町が大雨でも撮影場所さえ降っていなければ問題ないんです。でも、そこまでの詳しい予報はどこも出していません。そのため自分で判断しているのですが、幸いな事に、今までその判断が外れた事がありません。

 
前撮りが雨予報の天気図

 
逆に降水確率が低いのにもかかわらず撮影を延期する事もありました。知り合いのカメラマンが前撮りロケに出かけ、現場について撮影を始めると同時に土砂降りの雨が降り続いて身動きも取れず、撮影を中止してなんとか帰り着いたって話をSNSで後日知った事もあります。

天気の判断は大気が数日間は安定しているようであれば早い目に判断することができますが冬場や梅雨の時期、秋や春の天気の移り変わりが激しい時には前日の夜や、最悪、当日の早朝の判断になる事もあります。

 
できるだけ延期しないで済ませるため、また、問題なく十分な撮影ができるようにするためにも天気の判断は自分で行うようにしています。なお、週間天気予報は全くあてにはならないと思っておいてください。当たる確率が高いのは今後12時間以内の天気予報だけと思っておくのが賢明です。
前撮り奈良ロケのイラスト
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