雨の前撮りは番傘で
前の記事で番傘ではない和傘について書きました。今回は雨の日でも使える油を塗って水を弾くようにした実用的な雨傘としての番傘について書きます。なので、今回の記事の中で使っている写真は、全て雨の日に撮影した写真となります。
雨の中での撮影
パッとみた感じではわかりませんが、写真を拡大してみると、どの写真にも雨が写っています。実はロケーション撮影では雨の日ならではの綺麗な写真が撮れるんです。よく晴れ渡った日がいいと思われている方がいますが、そうとは限らないんです。
雨の前撮りのメリット
雨の日のメリットとして、まず観光客が圧倒的に少なくなります。普段、他の人が沢山入って撮影しづらい場所でも人が少なくなったり無人になったりします。下の写真のように桜の時期は人が黒山のようにいてる奈良公園の浮見堂も貸切状態になったりします。
雨の日は光が綺麗
次に雨の日は強い影がつかないので、どこ向きに撮っても大丈夫になります。晴れていると、こちらの向きであれをバックに撮りたいけど人物に黒い影が強く付いたりバックは影、手前の人物には日が当たって明暗差が大きくなりすぎたりで、撮れない場所や角度が増えます。でも雨の日は、そんな場所でも撮影する事が出来ます。
雨は景色が艶っぽくなる
そして雨の日は、木々や草花についた埃を流してくれます。例えて言えば、黄砂で白く汚れた車を洗車して、綺麗にピカピカになった車をバックにして撮影するのと同じような感じです。
ロケーション撮影では、こんな感じで雨に日のメリットが意外と多いです。雨よりも、どちらかと言えば風の方が大敵です。でも雨の場合の判断はなかなか難しいですね。その天気の読みについては別の機会に書きたいと思います。