前撮りが雨だったら
前回は雨の場合の天気判断について書きました。簡単にまとめると、たとえ降水確率が90パーセントで悪天候との概況を出されていても、撮影する場所で撮影する時間に雨が降らない、降っても影響がない程度の小雨なら撮影をした方が晴れの時よりもメリットがある。でもそれは一般の天気予報ではわからないので自分で調べています、って事でした。
雨の写真
でも、予想に反して思った以上に雨が降る事もあります。なんせ相手は自然なので確実な事は言えません。そこで今回はそんな状況で撮影すれば、どんな写真になるのかを説明したいと思います。
なので、今回、載せている写真は全て雨予報だった日の撮影で、曇りや雨が降っていた時の写真ばかりです。
たとえ天気予報の降水確率が高くても、撮影できないほどの大雨になる事は少ないです。逆にパラパラと小雨や傘はほとんどいらない時の方が多いです。そして、そんな天気の時ほど、ロケーション撮影には最高の条件となります。
まず、観光客が少なくなります。ロケーション撮影に適する桜の時期や新緑の季節、そして秋の紅葉の時期は観光シーズンとバッチリ重なります。それに加えて、多くの人が集まるような場所は、それだけ撮影すればすごく綺麗な場所です。
なので天気が良いと、すごくいい場所なのに人が多くて撮れない事も珍しくありません。でも天気予報が悪いと、それだけ人が少なくなるので撮影しやすくなります。
よく一般の方は青空が出てる快晴の時が一番いい条件と思われています。確かに気分的には最高ですが、写真的なことを考えると曇りや小雨の方が綺麗に撮れる写真が増えます。
もちろん、快晴の時も綺麗な写真は撮れます。でも場所によっては人物の顔に影がきつくついたりします。そして人物を綺麗に撮ろうと思ったらバックが暗くなったり、逆にバックを綺麗に撮ろうと思ったら人物が暗くなったりします。なので、そういった場所での撮影を避けるようになります。
でも曇りや小雨で太陽が雲に隠れていると強い影が出ないので、撮影できる場所が増えます。そして雨が降ってくれたりすると木々や草花についた白っぽい埃を洗い流してくれるので色鮮やかになります。そんな感じなので、理想は雨上がり直後の曇りが最高のコンディションなんです。
ちょうど車をピカピカに洗車してから写真を撮るのと同じですね。下の3枚の写真は、まさにそんな時に撮った写真です。実は撮影する時に困るのは雨ではなく風なんです。
少々の雨でも風さえなければここに載せたような写真が撮れますが、たとえ小雨でも風速が10メートルなんかだと横殴りの雨になって二人が濡れたりヘアスタイルが乱れたり。そしてカメラのレンズに雨がかかって撮影が困難になります。そのため、雨量よりも風速と風向きをいつもチェックしています。
撮影日が雨の場合の対応
最後に天気が悪くて撮影が困難と判断した時のキキフォトワークスの対応を書いておきます。
①日程変更
別の日に変更します。
それに伴って発生する追加料金はありません。
②撮影決行
変更が難しい場合、ご希望であれば撮影決行致します。
ただし安全性が確保される場合です。
③キャンセル
撮影予約自体をキャンセルできます。
雨によるキャンセルの場合、キャンセル料は不要です。