結婚式の写真への思い・1

偉大なるマンネリ

新郎新婦がおでこをくっつける写真。
定番中の定番で珍しくもなく目新しくも無い写真です。そして多くのウェディングフォトグラファーが撮っています。
 
でも、やっぱり撮りたいんです。
写真を撮りたいと言うか・・・
 
その状態の2人を見ていたい、そんな感じです。 
 

変な髪型や服装でのギャラの相場が格安に安いバイトのカメラマンが撮る結婚式の写真はアルバム用に使えるのポーズも少ない写真

 
同業者の中には、他の人が撮らないような写真を撮らないといけない。そうやって写真を差別化し競争力を付けないといけない。同じような写真ばかりを撮っていては進化が無い。常に進化しなければいけない。進化しないと退化してしまう。他の人では撮れないような写真を撮らないと勝ち残れない。写真で何かを伝えたり表現しないといけない。
 
そうでなければクリエータでは無いし、写真家でも無い。アーティストには成れない。そういった事を言う人もいます。
 
でも、私達にはそんな事は関係無いと思っています。私達はクリエータでは無いし、写真家では無いと思っています。もちろん、アーティストなんかでは無く、
写真で何かを表現しようとも思っていません。お客さんに喜んでもらえるのが嬉しいサービス業だと思って仕事をしています。
 
撮影依頼いただいた方に喜んでもらう事を楽しみに写真を撮っています。
 
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もちろん、ウェディングフォトを撮る人には、色んなタイプの人がいます。芸術作品のような写真を撮り、作家、クリエーター、アーティストな人達もいます。
 
でも僕にはそういった写真を撮ることは出来ないし、そういった指向性もありません。そういったジャンルの写真は、それを得意とする人達にお任せするのが一番いいと思っています。
 
また、私達は知名度や地位が欲しくて写真を撮っているのでは無いのです。他のフォトグラファーと競争して勝ち抜くために写真を撮ってるのではないです。
 
点数を付け、優劣を競い、表彰してもらうために撮っているのではありません。そういったイベントもウェディングフォトを多くの人に見てもらえる機会。
それは十分承知しています。
 
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でも、私達はそういった事をしていたら何のために写真を撮っているのか。周りばかり気にしてたら、分からなくなってしまいそうです。
 
上ばかり見てたら、足元がよく見えなくて転びそうです。私達は、そんなに器用ではなく1つの事しか考えられない不器用な人間です。
なので、そういった事は得意な人に任せればいいと思っています。
 

偉大なるマンネリ

 
たとえ同業者に馬鹿にされ見下されても全然気にもなりません。お客様に喜んでもらえ、私達も楽しめ、誰にも迷惑をかけなければ、それでいいと思っています。
 

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