神前結婚式とは?伝統と格式を重んじる日本の結婚式
今までの記事でいろんな神社での結婚式の紹介をしてきました。でも、そもそなんですが、神社での結婚式って何?どんなことをするの?って思っている人も多いかもしれません。
なので、今回は根源的なことに戻って神社での結婚式、神前式について書いてみますね。

神前式?神社結婚式?神社婚?和婚?神社挙式?
最近は、神社で挙げる結婚式について、いろんな言い方、バリエーションが増えてきました。昔は神社での結婚式は神前式でほぼ統一されていたと思います。
でも最近は、SNSの利用が広まって、そこにつけるハッシュタグとして、神前式のことを別の言い方で使う人が増えました、
特に神社婚や和婚は、完全にインスタグラムから発生した造語だと思います。神社婚はまだ短縮系で分かりますが、和婚となると、ホテルや結婚式場で和装での結婚式も和婚になります。
なので、ここでは誰でも分かりやすい言葉、神前結婚式で統一して書いてみますね。

神前結婚式は神社で神道の儀式による結婚式
神前結婚式(しんぜんけっこんしき)とは、日本の神社や神殿で神様に結婚の報告を行い、夫婦と両家の契りを結ぶ伝統的な結婚式のスタイルです。
意外なことなんですが、神前結婚式の始まりは意外と新しく、明治時代に宮中で行われた皇室の結婚式をルーツに、多くの人々が神前結婚式を行うようになりました。
1900年に明治天皇の皇太子(後の大正天皇)ご成婚から一般にも広まった形式で、以下のようなことが行われるのが神前結婚式です。
神道の儀式に則って行われる
神社の本殿や神殿を利用する
神主が進行役を務める
三三九度の杯など伝統的な儀式が行われる
そして皇室だけでなく一般の人が神社で神前結婚式を初めて行われたのが、「明治33年、日比谷大神宮(現在の東京大神宮)が一般向けに神前結婚式を始めたのが最初」とされています。

神社での神前結婚式の基本的な流れ
神前結婚式は通常、以下のような流れで進行します。
参進の儀:巫女の先導で新郎新婦が神殿へ向かう
修祓の儀:神主によるお祓いで場を清める
祝詞奏上:神前に結婚を報告する祝詞が読まれる
三献の儀(三々九度):小・中・大の三つの盃で酒を飲み交わす
誓詞奏上:新郎新婦が結婚の誓いの言葉を読み上げる
指輪交換:近代的に加わった行事
玉串奉奠:神前に榊の枝を捧げる
親族盃の儀:両家の親族が杯を交わす
神前結婚式の費用相場
神前結婚式の費用は、神社やプランによって大きく異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。
初穂料(挙式料) 5〜20万円
衣装レンタルやヘアメイク・着付け、写真・ビデオ撮影 などは基本的に神社とは関係がないので、自分で別途用意する必要があります。
神社によっては神社指定業者以外は使えなかったり、ブライダルプロデュース会社が独占的に入ってて、自分で手配できない神社もあります。
そういった場合、神社へのバックマージンと独占的な商売のために、一般の感覚からすると高額な場合が多いです。
料金は業者によってかなりの開きがあるので、まずはいろんなところを探して比較検討するのがおすすめです。
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神前結婚式のメリット・デメリット
メリット
日本の伝統文化を感じられる
厳かな雰囲気で記憶に残る
家族との結びつきを大切にできる
二人だけや少人数でも行える
比較的短時間で完了
和装姿が映える
義理で来賓を招待しなくていい
式場やホテルのような倒産はない
デメリット
挙式可能な神社が限られている
神社によっては参列人数が限られる
友人を招待しづらい(基本家族のみ)
場所によっては準備が大変
神社によっては高額プランのみ
空調がないところもある
外を歩く神社では雨が心配

神前結婚式よくある質問
Q1. キリスト教徒でも神前結婚式は可能ですか?
A. 可能ですが、宗教的な抵触感がないかよくご相談ください。最近は宗教を超えた「和婚スタイル」を提供する神社もあります。
Q2. 友人も参列したいのですが?
A. 神社によっては友人・知人の参列も可能ですが、人数制限がある場合がほとんどです。別途「披露宴や食事会」を設けるのが一般的です。
Q3. 挙式のみで食事会はしないこともできますか?
A. 基本的に神社では挙式のみとなります。
Q4. 外国人の新郎/新婦でも大丈夫ですか?
A. 問題ありません。英語での式次案内を用意している神社もあります。
Q5. 雨の日はどうなりますか?
A. 結婚式自体は社殿内で行うため、雨天でも問題ありません。ただし、社殿に向かう参進では外を歩く神社が多いですが、その場合、神社職員の人がサポートしてくれます。
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神前結婚式を成功させるポイント
神社選びは早めに:人気神社は1年前から予約が埋まることも
衣装のフィッティング:和装は特に体に合うものを
式次第の確認:神前式の意味や流れなどの確認
写真・動画の手配:神社指定業社以外は入れない神社も
親族への説明:儀式の意味、作法を共有する
神前結婚式を選ぶカップルが増えている理由
最近では、伝統を大切にしたい、家族との結びつきを重視したいという理由から、神前式を選ぶカップルが増えています。また、和装や和の雰囲気が「写真映えする」として、インスタグラムでも人気です。

神前結婚式で結婚の意義を感じる
神前結婚式は、日本の伝統文化を感じながら、厳かな雰囲気の中で結婚の誓いを交わすことができる素晴らしいスタイルです。
ホテルや結婚式場に比べると、比較的費用を抑えられる場合も多く、近年ではアレンジされた現代的な神前式も増えています。
「日本の伝統を大切にしたい」「和装で結婚式を挙げたい」「親族中心のこじんまりとした少人数での結婚式にしたい」というカップルには特におすすめです。
神社によって御祭神や歴史も様々ですので、いくつかの神社を見学して、自分たちの雰囲気、感性に合った神社を選んでください。
神前結婚式は、二人の結婚の門出を神様に認めていただく素敵な機会です。この記事が、皆様の素晴らしい結婚式計画のお役に立てれば幸いです。
和婚を検討しているカップルは、ぜひ神前式も選択肢に入れてみてくださいね。
キキフォトワークスの和装結婚式プラン
神社指定業者以外の場合、持ち込み料が必要となる神社もあります。また、過去には有料だったのが持ち込み料不要になる神社もあります。まずは、最新の状況は直接、神社にお尋ねください。
神社結婚式プラン
キキフォトワークスの和装結婚式プランは、神社での結婚式をトータルでサポートするプランです。
新郎新婦さんの和装衣装レンタル、着付け、ヘアセット、メイク、美容スタッフによるアテンド、式中のスナップ写真、親族集合写真、ポーズ写真などが全てセットプランになっています。
またご希望であれば参列者の方の留袖やモーニングなどの衣装レンタルや、参列者の方の着付けやヘアメイクなども行なっております。
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