熊野那智大社で白無垢と色打掛けでの結婚式
全国の神社に出張して結婚式のお手伝いをしてるカメラマン夫婦のキキフォトワークスです。

このブログは結婚式の撮影をしたカメラマン、池田一喜本人が書いています。
今回は和歌山県那智勝浦町那智山にある、熊野本宮大社、熊野速玉大社と共に熊野三山を構成する熊野那智大社での結婚式のブログです。

世界遺産で結婚式
熊野那智大社は熊野信仰の聖地であり、世界遺産でもある、紀伊山地の霊場と参詣道の一部として登録されています。結婚式もここで挙げることができ、厳かな雰囲気の中で伝統的な神前式が行われます。
熊野那智大社での結婚式の特徴
ロケーション
那智の滝がすぐ近くにあり、神社のまわりは美しい自然に囲まれた神聖な場所です。那智の滝は日本一の落差を誇る滝としても有名です。
また、古代の原始宗教、自然崇拝の流れを現代に受け継ぎ、滝とその奥に広いがる山地を聖地、強いていえば神様として崇められています。
神前式
熊野那智大社での神前式は、巫女さんによるお神楽や祝詞奏上、三々九度の儀式など、日本古来の神社での結婚の儀式が行われます。
この神社独特の荘厳な雰囲気の中で、永遠の愛を誓うことができます。また、長い参道を参進する花嫁行列は、一般の参拝者、観光客の人たちからの祝福を受けながらの参進となります。
挙式プラン
キキフォトワークスでは、神社専用の和装での結婚式プランを用意しております。参列者の人数や新郎新婦の希望に合わせた形でご自身の希望に合わせてカスタマイズできます。
和装挙式プランには衣装、着付け、ヘアメイク、写真撮影など、神前結婚式に必要なものが含まれています。
アクセスと周辺施設
熊野那智大社は、那智山の山中にあるため、アクセスには車が便利です。結婚式の場合、通常の駐車場とは違い、社務所すぐ近くの駐車場まで上がることができます。
食事会や披露宴
挙式後には、周辺の温泉や那智勝浦の旅館で披露宴を行うことも可能ですが、新宮市まで車で30分くらいなので、選択範囲が多い新宮市で食事会や披露宴を行う人が多いです。

参進
着付けやヘアメイクなどのお支度がすべて整ったころ、神主さんがお支度場所まで来られて、結婚式の再確認と式進行の簡単な説明をしていただけます。
そして挙式開始時刻になったら、新郎側、新婦側、それぞれ新郎新婦を先頭に縦に二列に整列します。
そして拝殿から大きな太鼓の音が聞こえたら、結婚式開始の合図となって、神主さん、巫女さんの後に続いて参道を参進します。
この時、たくさんの人がいる参道を進むことになりますが、神主さんの声かけによって、皆さんが進む道を開けてくれます。
一般の人たちが見守ってくれるすぐ目の前を参進しますので、あちこちから、おめでとう!の声と拍手をいただきながら拝殿へと入ります。

拝殿に入って皆様が着座されると司会の方から開式が告げられ結婚式が始まります。ただし、最初の15分は、神社さんの神事が進みますので、お二人も参列者の皆様も着座したまま神事を見届けるだけとなります。
お祓いや祝詞奏上
神事の中にはお祓いや祝詞奏上などがあります。この時、必要な場合は司会の方から、皆さんお立ちください、頭を軽くさげご低頭ください、皆さん、ご着席くださいと案内があります。

祝詞奏上が終われば、ここからは結婚式の儀式となります。新郎新婦が大中小の盃に入れられた日本酒を交互に飲みかわす三々九度、指輪交換、誓いの言葉、玉串奉天、参拝などへと続きます。
それぞれ司会の方から案内があります。その案内に従えば結婚式はスムーズに行われますので、お二人は式の進行を暗記する必要はありません。

集合写真
最後に親族硬めの盃が終わると結婚式も無事にお開きとなります。その後、普段は立ち入ることができない本殿前での親族集合写真となります。
集合写真のために入った庭では目の前の本殿が間近に見ることができます。
本殿に向かって右から第一殿 瀧宮 (大己貴神)、第二殿 証誠殿 (家都御子大神)、第三殿 中御前 (御子速玉大神)、第四殿 西御前 (熊野夫須美大神)、第五殿 若宮 (天照大神)、第六殿 八社殿 (天神地祗)と並ぶ姿は、見飽きることがないような雰囲気を感じることができると思います。

ロケーション撮影
集合写真の撮影が終われば、白無垢で境内でのロケーション撮影を行うことが多いです。式の後の食事会や披露宴のためにロケーション撮影のための時間がない場合、式の前にロケーション撮影を行うことも可能です。
今回の花嫁さんは白無垢以外に色打掛けの撮影も希望されました。白無垢から色打掛けへの着替えが終われば、もう一度境内に戻ってのロケーション撮影ですが、それは次のブログで紹介しますね。

熊野那智大社へのアクセス
熊野那智大社は和歌山県那智勝浦町に位置する日本の重要な神社で、「熊野三山」の一つとして有名です。アクセス方法は以下の通りです。
公共交通機関を利用する場合
新幹線・特急でのアクセス
大阪方面から大阪(新大阪駅)からJR特急「くろしお」に乗車し、約4時間で紀伊勝浦駅に到着
名古屋方面から名古屋からJR特急「南紀」に乗車し、約3時間半で紀伊勝浦駅に到着、紀伊勝浦駅から那智大社へ
紀伊勝浦駅から那智山行きの路線バス(約30分)で「那智山」バス停下車。バス停から徒歩約15~20分で那智大社に到着
車を利用する場合
大阪・奈良方面から阪和自動車道を利用して田辺ICで下り、国道42号線を南下。所要時間は約4~5時間
名古屋方面から伊勢自動車道を利用し、尾鷲ICで下り、国道42号線を経由。所要時間は約4~5時間
駐車場
那智山の近くに駐車場があります(有料/無料あり)飛瀧神社の前の駐車場は空いている時は無料で停められますが混んでる時は有料になります。
また飛瀧神社の近くにはたくさんの駐車場がありますが、春、秋の観光シーズンの土日祝は満車になることが多いです。
駐車場から那智大社の参道まで階段を登って徒歩15分ほどです。結婚式や七五三、お宮参りなどご祈祷を受ける場合、社務所近くの駐車場まで行くのがお勧めです。
飛行機を利用する場合
関西空港から関西空港からJR特急「くろしお」で紀伊勝浦駅まで約4時間
南紀白浜空港から南紀白浜空港から紀伊勝浦駅までJR特急で約2時間
詳細は熊野那智大社のホームページでご確認ください。
熊野那智大社HP